【セミナー映像】レッジョ・エミリアの乳幼児教育〜アトリエから子どもが見える〜(講師:津田純佳さん)〈約1時間40分〉

イタリアの小都市、レッジョ・エミリアで営まれる世界最先端の乳幼児教育。その哲学と実践に迫る貴重な講演記録をお届けします。【本編:約1時間40分】

講師は、レッジョで4年間学び「レッジョ・チルドレン」のメンバーとなった津田純佳さん。アトリエリスタとして日本の保育現場で活躍する津田さんが、「アトリエ」で子どもと向き合う意味や、レッジョの教育観を解き明かします。

ちょっと長めのサンプル動画

「子どもの興味に寄り添い、ペースを大切にする」「子どもの力を信じて待つ」「多様性を認め合うコミュニティ」……津田さんが現場で学んだ子ども理解と向き合い方は、きっと日本の保育や子育ての “今” を見つめ直すヒントになるはずです。

子どもを権利を持った市民として捉え、子どもとともに未来の社会を創る。津田さんの理想は、私たち一人ひとりが目指すべき世界なのかもしれません。レッジョ・エミリア・アプローチにご興味をお持ちの方は、ぜひご視聴ください。

セミナー動画の画面写真
セミナー動画より
セミナー動画より
セミナー動画より

※本映像は、アトリエから子どもが見える『レッジョ・エミリアの乳幼児教育』(著/津田純佳) の刊行記念として2024年4月6日に開催した「せんせいゼミナール」オンラインセミナー「レッジョ・エミリアの乳幼児教育〜アトリエから子どもが見える〜」の録画です(主催:小学館 教育編集室)。

講師紹介

津田純佳さん

津田純佳(つだ・あやか)

世田谷区幼児教育環境支援専門員(アトリエリスタ)。一般財団法人地域創造にて文化・芸術による地域活性化事業、空間創造研究所にて芸術文化施設の計画策定事業に従事。文化庁新進芸術家海外研修により、イタリアのローリス・マラグッツィ国際センター、レッジョ・エミリア市立幼児学校、保育所等における実践的なアトリエリスタ研修を経て、現在、レッジョ・エミリア市と日本で、子どもの教育環境をより良くする活動を行なっている。

関連書籍のご案内

アトリエから子どもが見える『レッジョ・エミリアの乳幼児教育』(著/津田純佳・小学館) 

アトリエから子どもが見える『レッジョ・エミリアの乳幼児教育』(著/津田純佳・小学館) 

セミナー内容

1. はじめに

   – レッジョ・エミリアでの経験

2. アトリエリスタとは

   – アトリエリスタの役割

   – 子どもとの探索や研究

   – 「アトリエする」という概念

3. レッジョ・エミリアの教育の根底にあるもの

   – 子どもを権利を持った市民として捉える

   – 子どもの100の言語(表現方法)

   – 子どもの興味関心に基づく学び

   – アトリエの役割と重要性

4. 津田さんのアトリエづくりとプロジェクト

   – アトリエづくりにおける空間のイメージの大切さ

   – 子どもを主語に考えるアトリエ

   – 根っこを使った活動事例

     – 子どもたちの探究の過程

     – 土の中について調べるプロジェクトへの発展

   – 子どもの興味を出発点とした探究の深まり

5. レッジョの教育から学ぶ子ども理解と関わり方

   – 子どもの興味に寄り添い、ペースを大切にする

   – 子どもの力を信じて待つことの重要性

   – 「もの・こと・ひと」との出会いを通した他者理解

   – 多様性を認め合うコミュニティの大切さ

6. 市民性を育むレッジョの地域社会

   – 教育と市民活動の密接な結びつき

   – 子どもの声に耳を傾ける

   – アトリエで育まれる創造性を地域社会に活かす

7. まとめ

   – レッジョの経験から学ぶ、これからの日本の保育や教育へのヒント

   – 子どもとともに未来の社会を創っていくという視点の大切さ

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