柴田愛子の「現場の子ども学~保育に効くビタミン剤~」第3回:ルールはだれのもの? 大人の常識・子どもの常識〈動画約90分〉
「りんごの木子どもクラブ」代表の柴田愛子先生による連続オンライン講座の3回目です。愛子先生が一つひとつ考え、実践を積み重ね、現在の姿勢に至るまでのエピソードを、たくさんご紹介いただきます。
第3回のテーマは「ルールはだれのもの? 大人の常識・子どもの常識」です。
子どもの声に耳を傾ければ、びっくりするような発想が出てきます。運動会はみんなが走るものという大人の常識は、子どもたちに聞くと「走りたくない人は大人におんぶしてもらってゴールするのもあり」とひっくり返されます。さまざまなルールは暗黙のうちに大人が作ったものかもしれません。一度立ち止まって、常識と思えることを疑ってみる機会になるといいと思います。そこから愛子先生流の保育が始まります。りんごの木の子どもたちのエピソードをもとに、たっぷりお話いただきます。
保育園でのルールについて疑問を感じたことはありませんか?子どもの自由な遊びを制限する看板や、細かく決められた遊具の使い方。それらは誰のためのルールなのでしょうか。
「子どもは自然の中で生きてるんだもの」と愛子先生。子どもの成長に合わせた遊びを見守ることの大切さを説きます。一方で、電信柱に絵を描く子どもを目の当たりにして「ひやひやする」経験も。そんな時、先生は子どもの気持ちを受け止めつつ、周囲への配慮を忘れません。
ルールは守るべきものでしょうか。愛子先生は「ルールは従うものじゃなくて、みんなで作っていくもの」と語ります。子ども主体のルール作りを通して、子どもの健やかな成長を支える保育とは何か。先生の経験と知恵に溢れた講演から、ヒントを探してみませんか。
【講師】
柴田愛子(しばた・あいこ)
1948年生。私立幼稚園に5年勤務したが、多様な教育方法に混乱して退職、OLを体験してみたが、子どもの魅力が捨てられず、再度別の私立幼稚園に5年勤務。1982年に仲間三人と「りんごの木」を創設。著書に『あなたが自分らしく生きれば、子どもは幸せに育ちます』(小学館)、「それってホントに子どもため?』(チャイルド本社)ほか多数。テレビ「すくすく子育て」など出演。
【司会・聞き手】
雨宮みなみ(Webメディア「HoiClue」編集長)
※2023年5月23日に開催した「小学館せんせいゼミナール」オンラインセミナーの録画です。
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