5歳児クラスのおたより実例<6月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
エピソードに臨場感が増す小ワザ~あえて季節のあいさつを書かずに本題に入る
6月のおたよりは、
「くじら組に電車が出来ました」
と、積み木で作った大きな電車での遊びを報告する1文から始まっています。冒頭に季節の挨拶の文はありませんが、鮮やかな色のアジサイの写真を題字の下に添えて季節感を出しています。
「くじら組に電車が出来ました。積み木が何度も崩れてもそのたびに積みなおしてできた電車です」
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
思いを伝えるテクニック~「広く・浅く」ではなく「狭く・深く」
5歳児ならではの本格的なごっこ遊びが展開されている様子を、紙面の約半分を使って、印象的な写真も添えながら具体的に記述しています。
「運転席にはしっかり計器も設置。ブロック玩具のカードやスマホを作って『ピッ』とタッチして乗車です。駅員さんがドアの開け閉めをしてくれます。『次はひがしながさき~ひがしながさき~』と運転席からのアナウンスも。電車に乗ってお店に行ったり、楽しい所にお出かけできるあそびをしていきます」
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す小ワザ~1文に多様な姿を詰め込まない
子どもの姿や保育者の思いを詰め込んだ長い1文より、短い文を重ねた文章のほうが読みやすくなることが多いです。
「虫や花、生き物が大好きなくじら組の子どもたち。今、くじら組で暮らしている生き物たちは、メダカ、ザリガニ、ダンゴムシ、カブトムシの幼虫です。お当番が餌などお世話をしています。自分で見つけた幼虫の世話をしている子もいます」
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
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協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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