秋はやっぱり“おイモ掘り”【園の活動レポート】

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土を掘るのもサツマイモ探しも楽しいおイモ掘り。育てて収穫する、収穫して食べる・遊ぶ――各園の活動レポートをお届けします。活動後の製作アイデアもぜひご参考に。

自分たちで作ったサツマイモを収穫!

まるくこども園(青森・十和田市)

広い園庭の片隅を耕した畑で野菜を栽培しているまるくこども園。保護者が農業を営んでいる家庭も多く、「もっと食に興味を持ってもらいたい」という思いから、いちごやピーマン、トマトなど、たくさんの野菜を育てています。10月に収穫期を迎えるサツマイモもそのひとつ。

植えつけから日常的に植物の生長を目にして過ごす子どもたち。自分の手で育て、収穫して食べるという体験を通して、苦手だった野菜をおいしく食べられるようになった子どももいるそう。つるを刈り、土をかいて掘り出したサツマイモは、一度乾燥させてから調理をしていただきます。後日、外で行う焼きイモも楽しみのひとつです。

春に植えたサツマイモを観察。つるもずいぶん伸びてきた8月。このあとひと足早く、ジャガイモの収穫をした。
10 月。長いつるを刈って、いよいよ収穫。
年下の子どもが遊ぶいつもの環境で、子どもたちの表情もいつもどおりリラックス。慣れた手つきで掘り出していく。

交流保育でおイモ掘り体験

小学館アカデミーかみながや保育園(神奈川・横浜市)

この園のおイモ掘りは、4・5歳クラスの秋の恒例行事。交流のある系列園のかみおおおか保育園の子どもたちも一緒に、歩いて30分ほどの地域の農家へ出かけます。

「卒園するときには、ごはん(白米とお味噌汁と何か一品)が作れるように」と、園では食育にも取り組んでいて、年長クラスになると米作りにも挑戦。苗を植えるところから、収穫、脱穀の見学、もちつきまでを体験します。このおイモ掘りも「食」を身近に感じることのできる、大切な体験です。

畑に着いた子どもたちは、手で土をかき分け、次々とサツマイモを掘り出していました。おイモ掘り体験は、このあともさまざまな活動へと続いていきます。

昨年、4歳クラスが挑戦したのは、収穫したサツマイモを使ったスイートポテト作り。七五三が近づくと、全クラスがイモを使ったスタンプ遊びを楽しみました。クリスマス製作には、サツマイモのつるを使った大きなリース作りにも挑戦しました。

自然の中、たき火で焼きイモ体験

こどもの王国保育園(東京・豊島区)

千葉・富津市に所有するファームでおもに田植えや稲刈りを体験しています。昨年初めて、幼児クラスのお泊まり遠足でおイモ掘りを計画しました。残念ながらサツマイモは不作だったのですが、急きょ購入して焼きイモに挑戦。自然の中のたき火に興味津々、遠くからじっと見守りながら焼きあがりを待ったおイモを、子どもたちもおいしそうに食べていました。

おイモ掘りあとの製作アイデア「いろいろな形があったね!」

プラン・制作/尾田芳子

身近な材料で取り組みやすい製作アイデアを紹介します。自然が作り出したサツマイモは、大きかったり小さかったり、細かったり、デコボコしていたりとさまざま。子どもたちの驚きや発見の声を、たくさん聞きたいですね。

写真/まるくこども園

立体で

くしゃくしゃにした封筒にちぎった新聞紙を入れて、上と下をねじります。絵の具を塗って完成。封筒の大きさや長さ、入れる新聞紙の量によっても、表情が変わります。

【アレンジ】作ったイモを飾る

牛乳パックの注ぎ口を切り取り、さらに側面1面を大きく切り取る。ネームカードを貼るなどして自由に飾って仕上げる。

切り絵で

大きめのスポンジに水で溶いた絵の具をつけて、画用紙にまんべんなくスタンプ。乾いてからサツマイモの形に切ります。

色は3 色ぐらい用意して、1 色ずつスタンプ。ここでは茶色、紫、ピンクの絵の具を使用した。
みんなのサツマイモを並べて飾っても楽しい。
色画用紙に貼って仕上げてもいい。

文/木村里恵子
撮影/藤田修平
写真提供/各園

『新 幼児と保育』2020年10/11月号より

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