3・4・5歳児「保育要録」「指導要録」記入事例集
「要録」は、伸びつつある子どもの資質をとらえ、次年度以降も伸び続けるように次の担任に託すもの。限られた時間とスペースの中で、いかにそれを書き尽くすのか悩ましくもありますね。5歳児、4歳児、3歳児の順に保育所、認定こども園、幼稚園の記入事例を、神長美津子先生の解説とともに紹介します。どのくらい具体的に書けばいいのか、どんな表現だと伝わりやすいのかなど、ぜひ参考にしてみてください。
監修・コメント作成
神長美津子 先生
國學院大學人間開発部教授。「要録」に関連する共著に『わかりやすい! 平成30年度改訂 幼稚園・保育所・認定こども園「要録」記入ハンドブック』(ぎょうせい)、『幼稚園・保育所、認定こども園対応 子どもの育ちが見える「要録」作成のポイント』(中央法規出版)などがある。
目次
Q . 年度末の保育要録(指導要録)や児童票などの公的な記録を書くにあたって、困っていること・迷っていることはありますか?(複数回答)
〜新 幼児と保育HoiClueアンケート~
保育要録などの公的な記録を書いたことがある人、これから書こうとしている人に聞きました。回答者の半数以上の人が、「記入に時間がかかってしまう」「限られたスペースの中でどのくらい具体的に書けばいいのかわからない」と回答しました。
8つの例(5歳児4事例、4歳児2事例、3歳児2事例)
※保育園では 「保育所児童保育要録」、認定こども園では 「幼保連携型認定こども園園児指導要録」、幼稚園では「幼稚園幼児指導要録」と名称は異なりますが、すべて就学前の子どもの軌跡をまとめたものです。※ この特集では、保育園、認定こども園、幼稚園それぞれの記入様式に沿って作成した記入事例を掲載しています。記入事例とそれに対するコメントは、園の種類にかかわらず役立てていただける内容になっています。※この特集は、実在する特定の子どもの記録ではありません。どの園にもいそうな子どもを想定して書かれています。
5歳児の例1
5歳児の例2
5歳児の例3
4歳児の例1
3歳児の例1
5歳児の例4
4歳児の例2
3歳児の例2
構成/佐藤暢子
イラスト/奥まほみ
協力/くろばね保育園(栃木・大田原市)、さくら認定こども園(栃木・宇都宮市)、宇都宮大学共同教育学部附属幼稚園(栃木・宇都宮市)
『新 幼児と保育』2021年2/3月号別冊ふろくより