5歳児クラスのおたより実例<9月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
クラスだよりで伝えたい思い~夏ならではの活動の保育における意味
夏ならではのさまざまな遊びに取り組んだ前月を振り返りながら、それぞれの活動の保育における意味を伝えています。
「8月も気温が高い日が続きましたが、様々な遊びをとおして、夏の暑さや、水の心地良さ、不思議さなど、全身で体験できるように過ごし方や遊びの環境を工夫してきました。
実験キットを使って、本物の研究者のように色水や自然物を使った遊びに夢中になったり、さらに探求心を持って『この容器に移したらどうなるかな』『凍らせてみたいな』などと翌日、またその翌日、と遊びを繋げて楽しんでいました」
「このように、夏に体験した出来事や、遊びをとおして経験したことなどを友だちと一緒に楽しんだり知らせ合うことで、一人ひとりがさらに興味関心を広げていっています!」
「9月に予定しているくじらまつりでは、子どもたちのタイムリーな体験と共に、アイデアを形にしていく楽しさを味わい、クラスのみんなでお祭りを作り上げていく喜びを感じられるようにしていきたいと思います。また、夏の間に一緒に過ごし関わった年下のクラスの子どもたちを招いて交流したり、自分たちの取り組みを認めてもらう機会にもなればと思っています」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
思いを伝えるテクニック~子ども同士のかかわりを衝突も含めて書く
さまざまな夏の遊びの中でも、とりわけ流しそうめんごっこに子どもたちは夢中で取り組みました。その様子を詳細に書いています。友だち同士が関わり合い、ときには意見の衝突がありつつも、みんなで思いを出し合いながら遊びを作っていった様子が目に浮かびます。
「製作コーナーにある廃材(果物用ネット)をちぎってそうめんに見立て、雨どいを竹のように組み立ていざそうめん流し!
繰り返し楽しむ中で、土台が安定させられなかったり、水とそうめんの量をどうしたらうまく流れるかなど、子どもたち同士で相談したり互いに調整し合ったりしながら工夫して遊ぶ姿が見られました。時には『なんで倒すの?』『もっとゆっくり流してよ!』と強い口調になったりもしましたが、一方的な主張だけで決まるのではなく、友だちの意見を受けて試してみて、うまくいく方向にみんなで持っていくことができていました。
また、魚釣りを楽しむグループからは釣った魚を、色水を作るグループからは麺つゆを、流しそうめんをするグループからはそうめんを…と、それぞれの遊びが組み合わさり『魚そうめん』というアレンジメニューが生み出されるなど、互いの発想からどんどん遊びが発展し、盛り上がっていった流しそうめんごっこでした」
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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