オンライン講座「保育者のための『最新赤ちゃん学入門』」(講師:遠藤利彦先生)開催のお知らせ
東京大学大学院教授・遠藤利彦先生に学ぶ連続講座の第二弾!全6回の連続オンライン講座で赤ちゃん研究の最前線を学びます。赤ちゃんを見る目が変わります。
目次
赤ちゃんの心の不思議な世界を、最新の発達心理学から紐解く!
赤ちゃんの心の発達について、あなたはどれだけ知っていますか? 近年の研究で、胎児期の経験が生涯の健康に影響を及ぼすことや、赤ちゃんが驚くほど有能で個性豊かな存在であることが明らかになってきました。
小学館せんせいゼミナールがお届けする本講座では、先に開講した「乳幼児の心の基盤づくり~発達とアタッチメント入門~」講座に引き続き、赤ちゃん研究の第一人者である東京大学大学院教授・遠藤利彦先生に最新の発達心理学の知見をもとに、赤ちゃんの「こころ」の神秘を学びます。
胎児期から始まる人生、赤ちゃんの驚くべき能力、モノとヒトの世界理解、心を育む相互作用まで、幅広いテーマを通して保育の在り方を再考します。 近年の研究で明らかになった、赤ちゃんの驚くべき能力と個性の豊かさ。そして、それを育むために大切な「集団共同型育児」の重要性。全6回の講座を通じて、赤ちゃんの視点から子育てを捉え直し、保育者に求められる新たな役割を探ります。
第1回では、胎児期からの環境が生涯の健康に影響を与えることを学びます。
第2回では、人間の赤ちゃんが未熟な状態で生まれ、長期にわたる養育が必要なことから、集団共同型育児の重要性を説きます。
第回と第4回では、赤ちゃんの意外な能力や個性、物理的世界の理解力について探ります。
第5回は、赤ちゃんの人間に対する強い興味と、人との相互作用を通じた発達を扱います。
最終回では、豊かな相互作用が子供の心の成長に欠かせないことを示すとともに、保育者の役割の重要性を再確認します。全6回の講座を通して、最新の研究成果に基づき、赤ちゃんの驚くべき能力と、それを引き出す環境づくりについて学べる、実践的な講座となっています。
Zoomを使用したオンライン講座なので、自宅や職場から気軽に参加可能。各回約2週間の見逃し配信もあるため、忙しい方も安心して受講できます。
赤ちゃんの視点から子育てを捉え直し、保育者に求められる役割を考えるヒントが満載の6回シリーズです。胎児期からはじまる人生の始まりを理解し、子どもの健やかな育ちを支える力を身につけましょう。充実した育児と保育の第一歩を、ぜひこの講座から!
(主催・運営:小学館教育編集室)
開催概要
【対象】
保育士、幼稚園教諭、小学校教師、保護者のほか、子育てに関心のあるどなたでもご参加いただけます。
【参加方法】
オンライン
※Zoomウェビナー形式(講座の前日までにURL等を送付します)
※見逃し配信はライブ配信翌日にURL等を送付します。
【開催日時・テーマ】
- 第1回 10月7日(月) 19:00~20:30
「人生の始まりは、胎児期から」 - 第2回 10月28日(月) 19:00~20:30
「集団共同型育児のすすめ」 - 第3回 11月18日(月) 19:00~20:30
「有能で個性豊かな赤ちゃん」 - 第4回 12月16日(月) 19:00~20:30
「赤ちゃんは『モノの世界』をどう理解する?」 - 第5回 2025年1月20日(月) 19:00~20:30
「赤ちゃんは『ヒトの世界』をどう理解する?」 - 第6回 2025年2月17日(月) 19:00~20:30
「心を育む相互作用の重要性」
※各回とも約2週間の見逃し配信付きです。
※全6回。続けての受講をおすすめします。
【個人受講料】
各回 2,500円(税込)/1名
全6回セット 13,200円(税込)/1名
個人で受講をご希望の方のお申し込みはこちら>>
※本講座はチケット販売にYahoo!JAPANの電子チケット「PassMarket(パスマーケット)」を利用しています。お申し込みにはYahoo! JAPAN IDでのログインが必要です。
【団体受講料】
各回 7,500円(税込)/1園
全6回セット 39,600円(税込)/1園
※受講人数制限はありません。
※お支払い方法は請求書払いとなります(国内園のみ)
※グループ園の場合は1施設を1園として承ります。
園・施設単位で複数人での受講をご希望の場合は下記「団体受講申込フォーム」よりお申し込みください。団体受講申込フォームはこちら>>
講師紹介
遠藤利彦(えんどう・としひこ)
東京大学大学院教育学研究科教授。東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(Cedep)センター長を兼務。専門は発達心理学、感情心理学。おもな著書に『赤ちゃんの発達とアタッチメント』(ひとなる書房)、『「情の理」論』(東京大学出版会)、『入門アタッチメント理論』(編・日本評論社)などがある。
各回の内容
<第1回>10/7(月)
「人生の始まりは、胎児期から」
赤ちゃんの健やかな育ちは、母親の妊娠中の生活から始まります。最新の研究で、母体の栄養状態やストレスなどが胎児に与える影響の大きさが明らかになってきました。生まれてからの心身の健康は、胎児期の過ごし方と深く関わっているのです。赤ちゃんを迎える準備は、母親の心と体を整えることから。胎児期からの虐待予防など、胎児期の重要性について学び、妊娠中からできるサポートを考えましょう。
<第2回>10/28(月)
「集団共同型育児のすすめ」
赤ちゃんは本来、親だけでなくさまざまな人に囲まれて育つものでした。情報化と核家族化が進む現代、子育ての孤立化が問題となっています。子育ては決してひとりの仕事ではありません。父親の役割を改めて見直すと同時に、保育者をはじめさまざまな大人が協力して子どもを見守ることの意義を確認します。母親だけの育児から現代の事情に適った「集団共同型育児」の新しい形をとらえ直してみませんか。
<第3回>11/18(月)
「有能で個性豊かな赤ちゃん」
赤ちゃんは受け身の存在だと思っていませんか? 最新の研究により、赤ちゃんは生まれながらに有能で能動的な存在だということが分かってきました。赤ちゃんは生まれたその瞬間から、周囲の世界に対して旺盛な好奇心を持ち、自ら学ぼうとしているのです。一人ひとりの個性もすでに芽生えています。赤ちゃんの驚くべき能力と可能性について知ることで、保育者の視点も変わるはず。赤ちゃんの持つ力を信じて寄り添うことの大切さを学びましょう。
<第4回>12/16(月)
「赤ちゃんは『モノの世界』をどう理解する?」
赤ちゃんは、生まれた時から自分を取り巻く世界を一生懸命理解しようとしています。たとえば赤ちゃんは1+1=2あるいは2-1=1くらいの簡単な数の計算ならできるようです。また私たち日本人が苦手とする「la」と「ra」の音の聞き分けも早い段階では可能とされています。遠藤先生が、実験を交えながら赤ちゃんなりの「モノの世界」の捉え方や、その発達過程をひもときます。
<第5回>1/20(月)
「赤ちゃんは『ヒトの世界』をどう理解する?」
赤ちゃんは人が大好き。 周りの人の動きに強い興味を示します。赤ちゃんは生まれながらにして社会的な存在なのです。そんな赤ちゃんはどれだけ「ヒトの世界」を知っているのでしょうか。実験で明らかになっている「赤ちゃんの心の性質」や、「他者の心についての理解能力」についてご紹介します。そして道徳性の芽生えと発達について、保育に役立つ視点をお伝えします。
<第6回>2/17(月)
「心を育む相互作用の重要性」
赤ちゃんの健やかな成長には、周囲の人との豊かなやりとりが不可欠です。愛情や信頼で結ばれた、濃密なコミュニケーションこそが、赤ちゃんの心の発達を支える土台となります。「ただ一緒にいる」だけでは足りません。心と心が通い合う温かなふれあいを通して、赤ちゃんは人との関わりを学び、自己肯定感や自己制御力などを身につけていくのです。本講座の最終回として、保育者にとって、赤ちゃんとどれだけ濃密かつ自然な時間を「楽しめる」ことが重要であることを確認します。
\遠藤先生による本講座(第2期)のガイダンス動画です/
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「せんせいゼミナール」は、小学館がプロデュースする保育者と教師のための研修講座シリーズです。信頼できる専門家や力のある実践者を講師に迎え、先生方の悩みや学びたい気持ちに寄り添う講座をお届けしています。
【主催】
小学館 教育編集室
せんせいゼミナール事務局
https://kyoiku.sho.jp/senseiseminar/
遠藤利彦先生による前期「乳幼児の心の基盤づくり~発達とアタッチメント入門~」全6回講座の録画は当サイトで有料受講いただけます>> https://hoiku.sho.jp/movie/199102/