4月のクラスだよりは担任紹介と……何を書く?【豊玉保育園のクラスだより#5】
東京・練馬区立豊玉保育園に、4月のおたより作りについて話を聞きました。
目次
年間保育目標を書くことが慣例だった
毎月1回発行される豊玉保育園のクラスだより。選ぶテーマは各クラス担当に任されており、どのクラスも前月の子どものエピソード紹介が主です。ただ4月1日に発行する4月のおたよりだけは、まだ子どものエピソードをかけないので、どのクラスも担任の自己紹介とクラスの年間保育目標を書くことが慣例でした。
しかし次年度に向けておたよりのあり方を検討する中で、
「年間保育目標は、保護者が読んでうれしい情報なのか?」
という声があがりました。
議論の末、年間保育目標は4月の保護者会で伝えることにしました。かわりに保育室の環境とその意味を4月のおたよりで解説することになりました。
園で大切にしている「願い」に対応したテーマに変更
園では「子どもたちにとって園が『昼間のおうち』でありたい」と願い、保育方針にもなっています。4月のクラスだよりでは保護者の方々に、子どもたちを迎えるのがどんな「おうち」なのかをまずは知って安心してもらおうと考えました。
テーマは全クラスで統一しましたが、項目の選び方や表現のしかたには、そのクラスや書き手の個性が表れています。
↓保育室の環境について書いたクラスだよりの例。
画像をクリックすると拡大表示されます。
※おたよりは新聞形式の 8面構成で、1面が園だより、2~7面が各年齢クラスのクラスだより、8面が「キッチン」(栄養士のおたより)と「保健」(看護師のおたより)となっています。
※おたよりの本文の書体(フォント)は、落ち着きのある明朝体を基本としています。本文以外は読む人の目を引く書体を作成担当者が選んでいます。
※行事予定は園だよりに掲載しているため、各クラスのおたよりには載せていません。
0歳児~5歳児それぞれの4月のクラスだよりを紹介しています。
4月のおたより実例【豊玉保育園のクラスだより#6】
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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