0歳児クラスのおたより実例<9月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
クラスだよりで伝えたい思い~見立て遊びで大切にしていること
最近、部屋にある玩具を身近なものに見立てて遊ぶ子どもが増えてきたことに0歳児の保育者は気づきました。見立て遊びに、保育者がどのようなスタンスで寄り添っているのかを書いています。
「子どもたちがじっくり集中して遊んでいるときには、話し掛けすぎずに見守ることを大切に関わっているのですが、イメージをもって遊んでいる子に『ゴクゴク…だね』『もしもし?』など、その伝わってきたイメージをこちらが代弁して言葉にすると、表情がぱぁっと明るくなります。その姿が『そうそう!』と応えてくれているようでな気がして、同じイメージを共有できたことをとても嬉しく思う瞬間です。 これからも子どもがあそびの中に持っているイメージを大切にしながら、想像力を使うあそびを楽しめるように寄り添っていきたいと思います」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
クラスだよりで伝えたい思い~保護者に寄り添う気持ち
「食べたい」という意欲から、おわんやコップを自分で持とうとする様子も見られるようになってきた0歳児。成長を喜ぶ一方で、「こぼしてしまうかも」とつい大人は心配してしまいます。家庭での指針になるように、0歳児の食事の場面で保育者はどのようなことを考え、援助をしているのかを保護者に伝えています。
「自分でコップなどを持とうとした時に、こぼれるからとつい大人が手を出してしまいがちですが、どこまで出来るかをまず見守るように意識しています。たとえこぼれてしまうことがあっても、『自分でやってみようという気持ちの芽生えが嬉しい』と捉え成長の過程を否定せず、どう助けてあげたら自分で飲むことにつながっていくかな? などを考えながら、一人ひとりに合った援助を心掛けています」
「乳児期の今こそ『大人がどのような思いで関わっていくか』を大事に、毎日あたたかい雰囲気の中で食事をすることが『食育』の第1歩だと考えています。大人のタイミングで終わりにしてしまうか、子どもが満足感を持ち自分で食事を終わりにするまで待つか…。細かな部分の積み重ねが、食べたい気持ちに繋がっていくと感じます。ここで、今だからこそ大切にしているポイントをご紹介します。お家でも参考にしてみてください」
「子どもと顔を合わせながら、『あぎあぎ』と声を掛け、咀嚼を促しながら関わっています。園ではマスク越しになるので、ぜひお家で実際に口の動きを見せてあげてください」
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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