クリスマスまでの準備やイベント当日の各園の様子をレポート
子どもも大人も、心が躍る特別な日。その日を迎える準備、当日の楽しみ方など、園によってさまざまです。あなたの園では、どんなクリスマスを過ごしますか? 各園の活動の様子をレポートします。
目次
レイモンド戸ヶ崎保育園(埼玉・三郷市)
サンタさんへの手紙を届けに
クラスの「使者」が旅に出る物語
この11月、保育室にあるポストにサンタさんから便りが届く予定です。たいよう組(5歳児)の子どもたちに宛てられた手紙とDVDには、「雪だるまくんに会いたい」というメッセージがあるはず…。
「雪だるまくん」は3年前の11月、当時の4歳児・ひかり組の子どもたちが和紙で作った雪だるま。すぐにクラスのマスコット的存在になった雪だるまくんを見て、担任が考えたのが、「雪だるまくんが子どもたちの手紙を持ってサンタさんに会いに行く」というストーリーでした。
サンタさんから手紙が届き、子どもたちが返事を書きました。夜の間に少しずつ移動している雪だるまくんに、子どもたちは「動く雪だるまを作っちゃった!」と大喜び。そしてとうとう雪だるまくんが姿を消し、子どもたちは「自分たちの手紙を持って旅に出た」ことを知ったのです。
「車にひかれないかな?」
心配する子どもたちに、旅先のいろいろな国から便りを寄せる雪だるまくん。クリスマスの日、サンタさんからのプレゼントを持って帰ってくるまでの1か月間、子どもたちの反応やつぶやきに応えながら、物語は展開していきました。
帰ってきた雪だるまくんは、ずっと保育室で大切にされていましたが、昨年とうとう引退。今年、「雪だるまくんに会いたい」という手紙を受け取ったら、たいよう組の子どもたちは、そのことをサンタさんに伝えなくてはいけません。
いま、保育室には子どもたちが作った3体の大きなマリオネットがいます。今年はそのうちの1体が子どもたちの使者となる予定ですが、どう展開するかは子どもたちしだい。保育者たちも次の一手をわくわくと考えながら、クリスマスまでの1か月を楽しむつもりでいます。
まるくこども園(青森・十和田市)
クリスマスお遊戯会は1年で一番のお楽しみ行事
スポットライトを浴びて熱演!
12月に行う「クリスマスお遊戯会」は、子どもたちの家族を招いて遊戯、舞踊劇、歌などを発表する1年で一番のお楽しみ行事。スポットライトなどを設置しての特別なステージにも気持ちが高まるようで、はつらつと取り組む姿が見られます。
17~18の演目のうち、毎年上演するのが5歳児による「聖劇」(クリスマスのお話)。年下の子どもたちにとってはあこがれの舞台でもあり、「年長になったらやりたい役」を、すでに心に決めている子どももいるようです。
地域交流の一環として近くの馬事公苑「駒っこランド」のクリスマスイベントにも毎年参加。ここでも「聖劇」のほか、2~3演目を披露しています。子どもたちの遊戯は老人介護施設を訪問した際にも見てもらう機会があり、おじいさん、おばあさんに喜んでもらって、子どもたちもとてもうれしそうにしています。
文/木村里恵子
写真提供/レイモンド戸ヶ崎保育園、まるくこども園
『新 幼児と保育』2019年12/1月号より
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