1歳児クラスのおたより実例<6月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
クラスだよりで伝えたい思い~保育で大切にしている考えや援助の意図
1歳児のいたずらを、「困ったこと」とだけとらえるのではなく、興味の広がりや手指の発達を読み取り、興味や発達に合う新しい遊びの環境を作ったことを報告しています。家庭においても応用できそうな考え方です。
「廊下で遊んでいるとき、パスロッカーのネームプレートを指で押さえてスライドさせて出してしまう、という姿がありました。『大事だよ(取らないでね)』と伝えていますが、そうか、友だちのマークに興味を持っているのか! そして指の操作が巧みになってきたのだな、と思いました。
その動きをどうにか遊びにできないかと思い、手作りで作った玩具がこちら! 板をスライドさせると絵が出てきます」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
クラスだよりで伝えたい思い~保護者に寄り添う気持ち
子どもたちの歩行の力が向上してきている理由のひとつを、家庭での歩く体験に見いだしています。これを読む保護者の自信にもつながるのではないかと思います。
「ゴールデンウィーク明けから子どもたちの歩く姿がぐっと変わってきたのを感じます。両手をあげてバランスをとるようにして歩いていたところから安定してたくさん歩けるようになったり、歩くスピードが速くなったり、お休み中お家でたくさん歩く経験をして来たのだなと思いました」
思いを伝えるテクニック~保護者全員の顔を思い浮かべて
子どもの寝つきが悪いと保護者はつい焦ったりイライラしたりしてしまいます。眠るまでに時間がかかる子どもがいるのを残念なことのように書くのではなく、個人差は当然あるものとし、それを踏まえ保育者がケアをしていくことを伝えています。
「一日トータルの睡眠時間を統計してみると、個々に違いがあることを感じ、改めて園生活でも一人ひとりに合わせて配慮していきたいと思いました。
(Aちゃんの例)食後眠るまで時間がかかるようになり、体力もついてまだ眠くないのでは? と、食事時間を少し遅くしてみたところ、お腹が空いて食事もよく食べて気持ちよく入眠できるようになりました。食事と睡眠も多いに関係があります」
「引き続き『睡眠』について考察していく中で、ご家庭でも気になることや質問などがあれば一緒に考えていけたらと思いますので、ぜひご相談ください」
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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