3歳児クラスのおたより実例<7月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
クラスだよりで伝えたい思い~保育で大切にしている考えや援助の意図
前月より園庭で遊ぶが増え、4歳児や5歳児と交わる機会が増えたことから、異年齢の子どもがかかわる意味を解説しています。
「いるか組(4歳児)やくじら組(5歳児)と、外遊びの時間が一緒になることが多くなり、お兄さんお姉さんとの関わりが増えました。年上の子どもたちの遊びには、刺激がいっぱいです。
例えば、鉄棒に縄を結び付けてブランコを作ったり、砂場で長い道を作った後に、水を流して大きな川を作ったりと、ダイナミックな遊びをしています。そんな姿を見て『真似してみたい』という気持ちが高まってる様子が多く見られます」
「また、優しくしてもらったり、可愛がってもらったりするたびに喜びの表情を浮かべる姿も見られています。こうして、異年齢の関わりを通し、一つひとつの遊びへの意欲が高まることや、可愛がってもらうことにより『今度は自分が年下の子を可愛がりたい』という気持ちへと繋がっていきます」
「今後も、このような異年齢の関わりを大切にしながら、社会性の発達や好奇心へと繋げていこうと思っています」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
クラスだよりで伝えたい思い~「どの子も素敵だよ!」という思い
クラスで流行している鉄棒遊びを紹介しています。うまくできる子ばかりではありませんが、保育者はどの子どものかかわり方も肯定的にとらえています。
「ある日、Aちゃんが『うまくできない~』と言うと、Bちゃんが『見て! ここに足を引っ掛けるんだよ』と教えていました。教えてもらったとおりにやってみると、見事に成功。もっと出来るようになりたくて、その後も繰り返していました」
「やりたいことが出来るようになるまで繰り返す子もいれば、鉄棒で遊ぶだけで充分楽しい子もいます。様々な様子ですが、鉄棒や粗大運動遊びに熱中するきっかけになればと思います」
クラスだよりで伝えたい思い~保護者に寄り添う気持ち
園で毎日取り入れている絵本の時間の様子や絵本のよさ、家庭でも取り入れてほしいという願いを書いています。
「大好きな大人の優しい声は心地がよく、一緒に読んでくれていることが子どもにとって嬉しいことです」
「日々の幸せな時間の繰り返しは、自己肯定感を育むことができる一つの方法ではないかと思います」
「是非とよたま文庫をご利用いただき、ご自宅でも親子で楽しんでみて下さい」
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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