5歳児クラスのおたより実例<8月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
思いを伝えるテクニック~子どもの言動と保育者の感想をセットで
卒園児(前年度の5歳児)が園を訪れ、今年の5歳児と交流したときの様子を書いています。これまで4か月間子どもを見続けてきた担任ならではの視点で、子どもたちの言動をとらえ、感想を述べています。
「始めは少し緊張していた子も、ゲームやおしゃべりタイムなどで心がほぐれ、お昼にカレーを食べる頃には、自分たちから名前を呼んだり、小学校についての質問をしたりするほどになっていました」
「日々過ごす中で、知らず知らずのうちに『くじら組さん(5歳児クラス)だから』とはりきっていた子たちも、少し肩の力を抜いて、お兄さんお姉さんに頼る経験が久しぶりにでき、とてもホッとしたようでした」
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
クラスだよりで伝えたい思い~世代間交流の考えや援助の意図
今回のおたよりでは、地域住民の方や高齢者施設の入居者などさまざまな大人との交流について紹介し、保育に取り入れている意味を伝えています。
「様々な年代、職業の方々と出会うなかで、刺激を受けることも多く、その時々に感じたことを振り返りながらおはなしの時間などに友だちに伝えてもらう機会を作っています。一人ひとりの様々な思いをシェアして、『〇〇くんは、こんなことを思っていたのだな』と気づいてもらえるように工夫しています。同じ経験をしていても、感じ方は様々です。率直に自分の気持ちを表現できる時間を大切にしていきたいと思います」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
思いを伝えるテクニック~さまざまな感じ方を受けとめる
「プライベートゾーン」について子どもたちと一緒に考えるために、絵本『さわってもいい?』(はまの ゆか/作・絵 めくるむ)を読みました。読後に何を思うのかは人それぞれ。複数の反応を取り上げ、どの感じ方も尊重する姿勢を示しています。
「読み終えた後、『ふざけていておもしろかった』という子もいれば、『困っていてかわいそうだった』という子もいました。どちらが良い悪いということではなくそれぞれの想い、感じ方の違いを大人がしっかり受け止め、一人ひとりに合った声掛けをしていきたいと思います」
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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