1歳児クラスのおたより実例<9月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
エピソードに臨場感が増す小ワザ~オノマトペ(擬音語・擬態語)で五感を表現する
夏の間に子どもたちが楽しんだ、氷を使った遊びを思い返し、子どもたちの様子をオノマトペを使いながら生き生きと表現しています。
「キラキラした瞳で氷に触れてみる子どもたち。氷の冷たさに目を丸くして慌てて手を離しますが、少しするとまた気になって、触れてみる…冷たいのを我慢して手で持っているとじわっと溶けてなくなってしまう…。そんな不思議な氷に心を奪われて、じーっと観察したり、手の平で溶かしたり、バケツに入れて持ち歩いたりとそれぞれ思い思いに楽しんでいました!」
おやつのスイカを、栄養士が切る様子を見たある夏の日、1歳児にとって印象的な体験になったその様子を書いています。
「栄養士が包丁を入れると、“メリメリッ !” “ザク‼”という音!『“ザクッ”って言ったね』と大人が声を掛けると、目を真ん丸にして『うんうん!』と大きく頷き、驚きを表現していました。
開いてみると中は真っ赤!よく知っているスイカの色に『知ってる知ってる!』という表情を浮かべる子どもたち。匂いを嗅ぐと、『良い匂い!』とにっこり笑顔」
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
クラスだよりで伝えたい思い~食事の場面で大切にしている考えを伝える
保育園の食事で大切にしていることとして、「よく噛んで食べること」「20分程度で完食すること」のふたつを挙げています。その理由や、園で行っている具体的な支援を語っています。
「保育園の食事では、まずは食事の時間が『楽しい』『美味しい』が溢れる幸せな時間であって欲しいという願いを持っています。子どもたちのそんな幸せな時間を保障するために、次のようなことを大切に、日々子どもたちの食事にかかわっています」
「乳児期では『あぎあぎ』と言葉を掛けています。『もぐもぐ』よりも実際に噛む口の動きに近いので、子どもたちにも分かりやすい伝え方です。ご自宅では、噛む口元も見せながら伝えるのがおすすめです!」
「子どもたちの集中力は15~20分程度。『食べたい!』という意欲がある時間の中で、楽しく食事を終えられるようにしています。姿勢が崩れてきたり、遊び食べが始まったりするのも集中力が切れてきた証拠なので、その時は食事を終えるようにしています。食事が楽しい時間になることで、『もっと食べたい』という更なる意欲に繋がります」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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