5歳児クラスのおたより実例<10月>【豊玉保育園のクラスだより】
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思いを伝えるテクニック~焦点を絞って詳しく
5歳児クラスが中心になって行う「くじらまつり」が前月に行われました。いろいろな取り組みを行った中で、おみこしづくりとお揃いのTシャツづくりの過程を特に詳しく書いています。子どもたちがこれまでの経験を生かし、力を出し合ってつくりあげたことが読む人に伝わってきます。
「『おまつりと言えば…』と一人ひとりがイメージするものを話しているうちに、『盆踊りもあるし、お神輿もみたことある!』との意見も出てきました。(中略)お神輿は、ダンボールで土台を作るところから始めました。イメージした物を形にすることは簡単ではなく、『できた!』と思ったら微妙に高さが合わなかったり、試しに持ち上げてみたらはずれやすかったりと試行錯誤。ダンボールを切ることも『こんなに大変なんだ』と力を合わせてがんばりました。その後も、少しずつ形になってくるお神輿を見て、それまで積極的に関わるというより見ていた子たちも、興味を持ち始め、『一番上に鳥がついた方が良いと思う』『周りにはキラキラしているものをつけたい』などと考えたことを出し合いました。部屋にある素材だけでは足りないときには、保育園にあるものを探すこともありました。トイレットペーパーの芯を集めて一人ひとりの人形を作ったりしながら少しずつイメージしたものが形になり、ついに、お神輿が完成しました!」
「お面にうちわ、金魚すくいなど準備がすすむなか、みんなでお揃いのTシャツ作りも行いました。
大きな樽の中の染料につけ込んでいると、『どうなっちゃうんだろう』と不安そうに見つめ、ごはんを食べている間も『Tシャツ大丈夫かな?』と終始気にかけていました。その後、時間をおいて、軽く水で流した後、手ですすぎ、絞ったあとは、干すという工程をすべて子どもたち自身で行いました。日々掃除をする際に雑巾を絞るなどの経験をしていることから『これできる』『もっとやりたい』などと一人ひとりがはりきって楽しみながら完成することができました」
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協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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