4歳児クラスのおたより実例<12月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
クラスだよりで伝えたい思い~劇ごっこで育みたい力
「お話の時間」にクラスで楽しんだ絵本が、ごっこ遊びなどほかの遊びにつながっていくことがよくあります。子どもたちが大好きな『3じのおちゃにきてください』(こだま ともこ/作 なかの ひろたか/文 福音館書店)が、劇ごっこに発展していきました。その様子を、保育者のサポートや劇ごっこで育まれる力とあわせて書いています。
「子どもたちは毎日、お話の時間を楽しみにしています。いるか組になってからもたくさんの絵本と出会って、絵本の世界が広がり、遊びの中で楽しむことも増えています。そこで、春のころ何度も何度も繰り返し読んで親しんできた、子どもたちが大好きな絵本『3じのおちゃにきてください』を劇ごっこで楽しむことにしました。(中略)
劇ごっこをすることに期待を持ち、一足早く遊びの中に取り入れている子が出てきました。その様子や作品をみんなに知らせると、『ぼくもやりたい』『劇ごっこ明日やりたい』と、早速劇に向けた動きが出てきました」
「劇づくりの活動をとおして、子どもたちが自分の考えを伝えたり言葉を選んで相手に知らせたりする力を感じとるとともに、ごっこあそびや製作・体操など様々に表現することを楽しみながら、友だちと共有する喜びを存分に味わっていきたいと思います」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
クラスだよりで伝えたい思い~言葉で思いを表現できる大切さ
劇ごっこの役決めでは、保育者がみんなにやりたい役を聞きました。子どもたちがそれぞれ自分の言葉で、やりたい理由を言えました。役が重なったときの話し合いでは、粘り強さを発揮する子どももいれば、知恵を発揮する子もいました。どの子どもの姿も、保育者は肯定的に書いています。
「一人ひとりのやりたい役やその理由を聞くと、『りすは小さくてかわいいから』『ナレーションかっこいいからやりたい』と絵本の登場人物などを想像してやりたい役についての考えを持っていることが感じられました。また、いくつかの役に関しては、『人数がちょっと多いんだけど…』と子どもたちに相談してみると『どうしてもこの役がいい』と粘る子、『これの次ならこっちの役がやりたいな』と候補を伝える子ども、『じゃんけんで決めよう!』と提案する子ども、と考えや思いを出し合って、話し合う姿が見られました」
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てないですむ4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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