1歳児クラスのおたより実例<1月>【豊玉保育園のクラスだより】
↓画像をクリックすると拡大表示されます。
目次
クラスだよりで伝えたい思い~新しいおもちゃを導入した意図と効果
子どもの遊びの実態に合わせて、保育室のおもちゃは増やしたり入れ替えたりもしています。たとえばお医者さんごっこで使うおもちゃを最近増やしました。その意図と効果を保護者に説明しつつ、お医者さんごっこの様子を紹介しています。
「先月は子どもたちが玩具を聴診器や体温計などに見立てて楽しんでいましたが、だんだんと自分の体験したことを細かく再現して遊ぶ様子が見られるようになりました。『道具を見立てることよりも、再現あそびをたくさんさせてあげたい!』という担任の思いから、聴診器と体温計、注射器を新たに用意してみました。道具を用意することで広がった子どもたちの遊びをご紹介します」
「同じ経験をしたことがあるからこそお互いの考えていることが伝わるようで『いたいいたい』『ここ?』などの短い言葉でもイメージを共有しながら楽しんでいます!新しく登場したアイテムはどれもなじみのあるものなので、使い方を説明しなくてもすぐに遊び始めていました」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
思いを伝えるテクニック~マイナスな書き方は避ける
1歳児後期の子どもたちの「自分で!」の主張は、ときに厄介だな、と感じてしまう保護者も多いでしょう。保育者は子どもたちの「自分で!」を「自分でやってみる!」という意欲につながる肯定的な言葉としてとらえています。たとえば、衣類の着脱の場面での「自分で!」に対して、子どもたちのやりたい気持ちを満たす対応の仕方を具体的に書いています。それは保護者支援にもつながっています。
「気温が下がり、上着を着て外に出る機会が多くなってきました。秋頃は1人では難しかった身支度も、自分でできるようになったことが嬉しくて「自分で!」と頑張る姿が多く見られます。見守ったり、難しいところはコツを伝えたりして、自分でやりたい気持ちを満たせるように関わっています。『できた!』という嬉しい気持ちが『これも自分でやってみる!』という意欲に繋がっています」
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
クラスだよりで伝えたい思い~保護者に寄り添う気持ち
お医者さん役と、赤ちゃん(人形)をお医者さんに診てもらうために来院したお母さん/お父さん役に分かれてお医者さんごっこをしています。お母さん/お父さん役の子どもの言葉や態度を通して、子どもが保護者に優しくしてもらっていることを保育者は感じ取っています。
「子どもたちがみんな経験したことのある注射。お医者さん役の子が注射器を出すと、赤ちゃんの背中をさすったり、『大丈夫』と言ってあげたり…保護者の方にやってもらった嬉しかったことを表現する姿があります。注射をしたあとは『えーん!って泣いているね』と、赤ちゃんの気持ちになって寄り添ってあげる優しい姿も見られ、微笑ましいです!」
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
【関連記事】
クラスだより・園だよりの書き方&実例集シリーズはこちら!
・2歳児クラスのおたより実例<1月>【豊玉保育園のクラスだより】
・1歳児クラスのおたより実例<1月>【豊玉保育園のクラスだより】
・1月のおたより実例【豊玉保育園のクラスだより#15】
・12月のおたより実例【豊玉保育園のクラスだより#14】
・0歳児クラスのおたより実例<12月>【豊玉保育園のクラスだより】
・1歳児クラスのおたより実例<12月>【豊玉保育園のクラスだより】
・2歳児クラスのおたより実例<12月>【豊玉保育園のクラスだより】
・3歳児クラスのおたより実例<12月>【豊玉保育園のクラスだより】
・4歳児クラスのおたより実例<12月>【豊玉保育園のクラスだより】
・5歳児クラスのおたより実例<12月>【豊玉保育園のクラスだより】
>>もっと見る