キーワードから探る保育の奥深さ《第8講》テーマ:子どもの権利(講師:汐見稔幸)セミナー映像〈約50分〉
汐見稔幸先生による全12回のオンライン講座です。各回ごとのキーワードを入り口に、保育者として理解しておきたい保育の根本を探ります。第8講のキーワードは「子どもの権利」です。
保育に携わる皆さん、子どもの権利について考えたことはありますか?子どもの権利条約が採択されて30年以上が経ちましたが、その精神は保育の現場に十分に浸透しているでしょうか。
汐見稔幸先生による連続講演、第8回のテーマは「子どもの権利」です。この講演では、子どもの権利条約の内容とその背景について丁寧に解説いただきます。そして、子どもの権利を尊重することが、これからの保育にとっていかに重要であるかを、具体的な事例を交えて示していただきます。
「子どもの権利」と聞くと、難しく感じるかもしれません。しかし、汐見先生は「権利とは、子どもにとって正しいこと、当然のことを示したもの」だと説明します。子どもを一人の人間としてリスペクト(尊重)し、その意見に耳を傾けること。それが子どもの権利を守ることにつながるのです。
子どもの権利について学び、実践につなげていくことは、保育者にとって喫緊の課題と言えるでしょう。汐見先生のこの講演は、その第一歩を踏み出すための貴重な指針となるはずです。子どもを権利の主体としてリスペクトし、その育ちを丁寧に支えていく。そうした保育のあり方について、汐見先生と一緒に考えてみませんか。
※2022年6月17日に行った「小学館せんせいゼミナール」オンラインセミナーの録画より、前半の講義部分を切り出して構成しました。このセミナーの内容は書籍『新時代の保育のキーワード』(小学館刊)でもお読みいただけます。
お話のトピック
- 子どもの権利条約と保育
- 権利という言葉の意味
- 子どもの権利条約の背景
- 子どもをリスペクトする保育
- 保育現場での取り組み
- 子どもの意見表明を育む土壌づくり
- 子どもの権利を尊重する保育の実践
講師:汐見稔幸(しおみ・としゆき)
1947年大阪府生まれ。東京大学名誉教授、元白梅学園大学及び白梅学園短期大学学長。専門は教育学、教育人間学、保育学、育児学。
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