キーワードから探る保育の奥深さ《第12講》テーマ:保育の質(講師:汐見稔幸)セミナー映像〈約50分〉

汐見稔幸先生による全12回のオンライン講座です。各回ごとのキーワードを入り口に、保育者として理解しておきたい保育の根本を探ります。いよいよ最終回、第12講のテーマは「保育の質」です。

保育の質とは何か? そして、どのようにして保育の質を高めていくのか?

この問いは、今を生きる私たち保育者にとって、避けては通れない重要なテーマです。時代とともに変化する子どもを取り巻く環境の中で、私たちは何を目指し、どのように保育を営んでいけばよいのでしょうか。

汐見稔幸先生による全12回に及ぶ連続講演も、いよいよ最終回を迎えました。第12講では、「保育の質」をキーワードに、保育の本質について深く掘り下げていきます。

汐見先生は、保育の質とは子どもの育ちの質そのものであり、私たちが目指す子ども像と実践の内容によって決まると述べます。そして、時代とともに保育観が変化し、子ども主体の保育や非認知能力の育成が重要になってきたことを指摘します。

子どもを管理し、決まりの中で育てるという考え方から、子ども一人一人の興味関心を大切にし、自由な遊びの中で社会性を育む保育へ。知識やスキルを教え込むのではなく、子ども自身が主体的に学ぶ環境づくりへ。汐見先生は、保育観の大きな転換点を明確に示してくれます。

汐見先生の言葉は、保育者一人一人の心に響くものがあるはずです。ぜひ、この講演ビデオを通して、保育の本質について共に考えてみませんか? きっと、明日からの保育が変わる、大きなヒントが見つかるはずです。

※2022年6月17日に行った「小学館せんせいゼミナール」オンラインセミナーの録画より、前半の講義部分を切り出して構成しました。

お話のトピック

  • 保育の質とは何か
  • 保育観の変化
  • 非認知能力の重要性
  • 保育の質を高める工夫
  • これからの保育に求められるもの
  • 結びのメッセージ

講師:汐見稔幸(しおみ・としゆき)
1947年大阪府生まれ。東京大学名誉教授、元白梅学園大学及び白梅学園短期大学学長。専門は教育学、教育人間学、保育学、育児学。

雑誌最新号