キーワードから探る保育の奥深さ《第6講》テーマ:幼保小連携(講師:汐見稔幸)セミナー映像〈約50分〉

汐見稔幸先生による全12回のオンライン講座です。各回ごとのキーワードを入り口に、保育者として理解しておきたい保育の根本を探ります。第6講のキーワードは「幼保小連携」を取り上げます。

幼保小連携の重要性が叫ばれる中、その具体的な在り方や課題について、明確なビジョンを持っている保育者や教育者は果たしてどれだけいるでしょうか。

近年、文部科学大臣による「架け橋プログラム」の提案など、幼保小連携への注目が高まっています。しかし、その背景にある世界的な教育の早期化の動きと、日本の対応についての理解は十分でしょうか。

本講演では、長年にわたり保育や子育てを研究してきた汐見稔幸先生が、過去の幼保小連携の取り組みと課題を振り返りながら、意識の差とカリキュラム編成の不足という、現在の連携の課題を浮き彫りにします。

また、海外の事例を紹介し、日本における連携の在り方と、これからの方向性について語ります。

本講演を通じて、幼保小連携の背景にある世界的な動向と、日本の現状と課題について理解を深めることができます。また、具体的な連携の方策と、これからの幼児教育と小学校教育の在り方について考えるヒントを得ることができます。

保育や教育に携わる全ての人に、ぜひ視聴をおすすめしたい講演です。

※2022年6月17日に行った「小学館せんせいゼミナール」オンラインセミナーの録画より、前半の講義部分を切り出して構成しました。

お話のトピック

  • 幼保小連携が注目される背景
  • 過去の幼保小連携の取り組みと課題
  • 幼小接続会議と「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」
  • 現在の幼保小連携の課題と架け橋特別委員会の役割
  • 海外における幼保小連携の事例と日本への示唆
  • 幼保小連携を進める上での具体的な方策
  • これからの幼保小連携に向けて

講師:汐見稔幸(しおみ・としゆき)
1947年大阪府生まれ。東京大学名誉教授、元白梅学園大学及び白梅学園短期大学学長。専門は教育学、教育人間学、保育学、育児学。

雑誌最新号