作ってうれしい! 遊んで楽しい! 工作おもちゃ ~夏の遊びと敬老の日~

子どもたちが大好きなアイテムをテーマにした工作おもちゃ。シンプルなしかけで簡単に作れるのに、とっても楽しく遊べます。敬老の日のプレゼントにぴったりなカードもご紹介します。

プラン・制作

黒須和清 先生

ペーパークラフトやからくりおもちゃ、カードやゲームを得意とする造形作家。人形劇団「まねっこ」を主宰。身のまわりのものを使った人形劇を全国の講習会などで公演。著書に『たのしいおもちゃ屋さん』(すずき出版)など多数。洗足こども短期大学専任教授。

この工作おもちゃでは、「何cm 切る」などマニュアル的な作り方の紹介はしません。最初から上手にできなくても大丈夫。失敗を積み重ねながら、創意工夫を重ねて、工作の楽しさを子どもたちと一緒に味わってください。

くるくるテントウムシ

2匹のテントウムシが、茎のまわりをくるくると回りながら下りてきます。

遊び方

葉っぱを持って、上下に返すと、テントウムシがクルクル回りながら下りてくる。下まできたら、また逆さまにして、くり返し遊ぶ。

用意するもの

サインペン、アルミの針金、菜ばし、発泡球、色画用紙、セロハンテープ

作り方

  1. サインペンにアルミの針金をきっちり巻いて、外す。
  2. 1の針金を菜ばし(緑色に着色してもよい)に通し、左右に伸ばして密着させ両端を切る。
  3. 半分に切った発泡球の真ん中にアルミの針金を通し、飛び出した針金をU字に曲げて差し戻し、セロハンテープでカバーする。
  4. 2の針金に沿って3を巻きつける。
  5. 発泡球にペンで着色してテントウムシに仕上げ、色画用紙の葉を菜ばしの両端に貼る。

テントウムシのついた針金は、ゆるやかに巻くのがポイント。真ん中を決めて菜ばしに巻いた針金をなぞるように巻く。

にょきにょきアイス

息を吹くと、アイスがにょきにょきと大きくなります。たくさん食べられて、うれしいね!

遊び方

コーンの中にアイス(袋)を入れてストローに息を吹き込むと、アイスがにょきにょき大きくなる。

用意するもの

カサ袋、曲がるストロー、色画用紙、丸シール、赤い折り紙、セロハンテープ

作り方

  1. カサ袋を適当な長さで切る。
  2. 曲がるストローを切り口に通し、セロハンテープできっちり巻き、縦にテープを貼って袋とストローをつなぐ。
  3. 色画用紙を図のように切ったものを巻いてコーンを作る。
  4. コーンの先端を切り、2のストロー部分を曲がる部分まで差し込み、セロハンテープでとめる。
  5. 丸シールで飾り、赤い折り紙を丸めたサクランボを先頭につける。

サクランボを上から押し込みながら袋をコーンの中に入れるのがポイント。息を吹き込んだとき、にょきにょきと伸びるようにふくらむ。

おむすびハイキングゲーム

おむすびをめくりながら、ハイキング! どっちの道に進む? 迷路ゲームで遊ぼう。

遊び方

おむすびをめくっていくと、二股の道が出てくる。どちらかを選んで先に進もう。ゴールにたどり着けるかな?

作り方

  1. 画用紙で細長い紙の帯を作り、三角定規を当て、60度の角度で切り、端を揃えながら折りたたんでいく。
  2. 3つの角を切り落とし、おむすびの顔を描く。
  3. めくりながら、内側に迷路の道を、表側におにぎりの顔を描く(丸シールを貼ってもOK)。

遠足のお知らせカードや、めくる絵本などにもアレンジできる。

[祝☆敬老の日]じいじ、ばあばへのプレゼントに! とんとんかたたたきカード

かたたき券がついた動くカード。封筒にも入ります。

遊び方

体の部分を持って頭の部分を上下させると、とんとん肩たたきの仕草をする。

用意するもの

色画用紙、ペン、丸シール、両面テープ

作り方

  1. 色画用紙の真ん中あたりを、やまおり、たにおりする。
  2. 縦に2つに切り分け、1つを上下逆さにする。
  3. 上下を揃え、紙の帯を両面テープで貼って、2枚を合わせる。
  4. 色画用紙や丸シールで作った顔、手、かたたたき券をイラストのように貼る。

文/神崎典子
撮影/茶山 浩
イラスト/佐々木 伸
撮影協力/小学館アカデミー西いくた保育園

『新 幼児と保育』2018年8/9月号より

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