いろいろな色で楽しく!秋の森を飾ろう

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秋が深まると、子どもたちが拾った葉っぱにも、無数の色のグラデーションが見てとれます。色を楽しむ造形で、保育室を秋色に飾りましょう。

好きな「秋の色」で作る どんぐりのぼうし

焦げ茶色、黄土色、赤茶色、いろいろな茶色から好きな色を選んで、どんぐりのぼうしを作りましょう。だいだい色や赤の葉っぱに合わせれば、バランスのよい色調にまとまります。

茶色系統の色画用紙が3~4種類あると、楽しい。ぼうしのもようや葉脈は、白や灰色のクレヨンで描く。

ぼうしの作り方

ぼうしは、半分に折った画用紙で作ると左右対称になり、ざっくり切ってもそれなりにかっこうがつきます。子どもたちのイメージで、自由に作りましょう。

葉っぱの作り方

全体に散らす小さな葉っぱは、ぼうしを切り取った残りの画用紙を使うとかんたんです。角を落として葉っぱの形に整え、白や灰色のクレヨンで葉脈を描きましょう。

ポタポタお絵描きで作る 彩りの森

筆先にふくらんだ色のしずくが、ぽたりと落ちて布を染め、じわりと広がります。しずくが生み出す造形は、単純ながら子どもたちをとりこにします。にじみ具合や色の重なりを楽しんで、たくさん「ポタポタ」しましょう。

古いシーツやハンカチなど、白っぽい布ならなんでもよい。ここで使用した布は、綿100%の平織りで、1mあたり400円ほど。

ポタポタ絵の具の遊び方

絵の具6に対し水4くらいの割合で混ぜて溶く。撮影に使ったのはポスターカラー。
布は、水でまんべんなくぬらしておく。はけで水を使ってぬらすと、むらが出ない。
溶いた絵の具を筆にふくませ、ポタポタと布にたらす。
先にたらした絵の具が乾かないうちに、別の色を重ねてたらす。
新聞紙の上などで乾かす。
幹と枝は色画用紙をざっくりと切り出して作り、シルエットのようなイメージで配置します。

アトリエ◯◯(アトリエマルマル)
[天野耕太・季子]

2017年に新潟・十日町市でオープンした美術教室。耕太さんはスペインで曲芸を学び、日本全国をパフォーマーとして巡業する。季子さんは美大で彫刻を学んだち、現在は新潟県内の美術館で学芸員として勤務。


文/清水洋美 
撮影/茶山浩

『新 幼児と保育』2018年10/11月号より

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