1歳児クラスのおたより実例<8月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
エピソードに臨場感が増す小ワザ~オノマトペ(擬音語・擬態語)で五感を表現する
水遊びやプール遊びなど、夏ならではの活動に心躍る子どもたちの様子を、オノマトペを使っていきいきと表現しています。
「プール開きの日、子どもたちは、『今から何が始まるのだろう』という表情を浮かべてテラスへ向かっていました。テープカット時は、園長の話やおもちゃを使って遊んでいる姿を見て『やりたい!』とウズウズしている様子でした」
「水の中に手を入れ、水面をパシャパシャと叩き、水しぶきがかかるのを楽しむ姿や「わー!」と、水の冷たさや感触で自然と笑顔が溢れ、好きなおもちゃを手に取り、夢中で遊んでいます」
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
クラスだよりで伝えたい思い~遊びで大切にしている考えを伝える
遊びの素材としての水のおもしろさを子どもが感じ取れるように、保育者はおもちゃや道具を工夫しています。
「水車のおもちゃは、水を入れるとまわることに気付き、スコップやバケツを使って水を入れ、まわす姿や、ペットボトルシャワーやジョーロで上から水をかけると『あめだ!』と、喜んで『もういっかい』と、繰り返し遊んでいます。(中略)自分の手や足に水をかけ、砂とは違う水をすくう感触を味わっています。
水は、感触や冷たさや重さや光の反射など、子どもにとって、とても面白く感じる要素です。ペットボトルシャワー・ジップロック(ウオーターベットにもなります)・カラーセロハン・氷などを遊びの中に取り入れ、水の感覚や変化を楽しむ経験をさせてあげたいと思っています」
1歳児の部屋に、4体の赤ちゃん人形が加わりました。赤ちゃん人形を通して、子どもがおむつ替えや寝かしつけなどを再現する意味を解説しています。
「子どもたちの生きる力のほとんどは、生活の体験を通して作られます。自分が体験したことを自然と再現し、遊びに繋がっています。赤ちゃんにシャワーした後、タオルで身体を巻いてあげている子もいました。
子どもたちの遊びの姿を見ていて、いろいろなものを使って何かに見立てたり、再現あそびを楽しむ姿は、とても活き活きとしています。
私たちは、子どもたちの遊ぶ姿をみて、興味関心があるものや子どもたち自身がやりたいことが選択できるようにと、考えながら部屋のおもちゃや環境を整えています」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
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月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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