1歳児クラスのおたより実例<11月>【豊玉保育園のクラスだより】
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クラスだよりで伝えたい思い~おもちゃを選ぶときの考え方
11月のおたよりでは、保育室にあるさまざまな玩具をどのような考えのもと、選定をしているのかを伝えています。こだわって、手作りしているものもあります。
「かに組での生活も半年が経ち日々たくさんの成長を見せてくれている子どもたちです。毎日のあそびの様子を見ていても『車を作りたい』『電車を作りたい』『この玩具で遊びたい』と、自分でお気に入りの玩具を選んでじっくり遊ぶ姿が増えてきており嬉しく思います。今月はそんな子どもたちの、魅力的なあそびを玩具と共に紹介していきます。
保育園にある玩具は動力では動かず、自分の手が加わることで初めて、魅力や面白さに気づくことができる玩具を用意しています。
それにより想像力を働かせて自分のイメージで遊んだり、時には大人と同じイメージを持ちながら一緒に楽しんだりと一つの玩具から幾通りものあそびが広がっていくことが大きな魅力です。
また、指先を使うあそびも今の時期からたっぷりと経験してほしいことのひとつです。指先は第二の脳とも言われており、たくさん動かすことで手先が器用になるだけではなく、脳の動きも活性化されていくそうです。これからも子どもたちの豊かな想像力のなかで広がっていくあそびを保障しながら一緒に楽しんでいきます」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
クラスだよりで伝えたい思い~衣服の着脱時における援助の考え方
衣服の着脱について、子どもたちが自分でやろうとする姿を認め、自分でできたと自信が持てるように、着替えの場面でもサポートしていることを伝えています。おたよりでは、着替えのときの保育者の援助方法を写真も使って具体的に解説しており、家庭へのサポートにもなっています。
「着替えをする時には向かい合わせになって、目と目を合わせながら『~するよ』と手順ややり方を知らせながら行うことを意識して関わってきました。
最近では大人が声を掛けなくても自分からやってみようとする姿が多く見られるようになり一人ひとりの成長を感じています。そして…“自分でできた”という自信が、もっと挑戦してみようとする気持ちに繋がります。
出来たという嬉しい気持ちを共感しながら、さりげないサポートを大切にしていきたいですね」
「これから寒くなってくると、外に行くときに上着を着るようになります。
ファスナーの上げ下げはできるけど下の金具を繋げてから上げる事は少し難しい…。そのような姿が予想されますので、あそびのなかで“ファスナーを繋げて上げる”という経験ができるように手作りの玩具を用意しました。
あそびとして楽しんでいくことが学びに繋がっていくと考えています」
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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