卒園や入園を迎える春の製作遊びアイデア~迎える春・送る春の部屋飾り~
卒園する子どもたちを送る春。新しいクラスに子どもたちを迎える春。さまざまな時間が交差する季節にぴったりの装飾です。きれいな色をたくさん使って、楽しく仕上げましょう。
■制作
天野 季子
新潟・十日町市 スタジオ○○(マルマル)
■掲載
小学館「新 幼児と保育」2015年2-3月号
目次
スポンジスタンプで作る花咲く野原
子どもたちの大好きなスタンプ遊びで、壁面の飾りを作ります。
丸や三角、ストライプなど、単純な図形や模様で、スタンプの大きさを揃えると、モザイク遊びの楽しさも満喫できます。
子どもたちが自由にスタンプ遊びした紙を切り抜いてパーツにするのも、ぜひお試しください。
色の重なりやランダムなパターンの連なりが、思わぬおもしろさを生み出します。
丸スタンプの連続に目をつけたら、いもむしになる。
色ムラがあってもいい味になる。
・100円ショップなどで売っている、ナイロンたわしつきのスポンジを切って作る。
・ナイロンの部分を子どもの手のひらほどの大きさに残して持ち手にすると、押しやすくなる。
・ふつうの水彩絵の具が使いやすい。
・一度スタンプを水にひたし、ぎゅっとしぼってから絵の具をつけるとよい。
・乾いたまま絵の具をつけると、スポンジが絵の具をはじき、うまくのらないことが多い。
子どもたちの旅立ちに向けて思い出の窓
「園で楽しかったこと」を子どもたちにそれぞれ描いてもらい、フレームをつけて、窓の扉をつけて、壁に飾ります。
子どもたちがお互いの窓をのぞいたり、送り迎えの際に保護者が窓を開く楽しみもあり、園の思い出を共有できます。
卒園のときには裏にひと言書いて、子どもにプレゼントしましょう。
プラスチックダンボールのフレームに、ガラス窓のイメージで中が見える扉をつけた。
100円ショップなどで手に入る木製フレームに、プラスチックダンボールの扉をつけた。
銀色のシールやモールの飾りが、人工的な明るい色にぴったりマッチ。
100円ショップで買った木製の軽いフレームを、そのまま利用。
波形に切った扉は、閉めるとパズルのようにぴたっと合う。
楽しい顔の扉を開くと、中から元気な女の子の絵が現れる。
いろいろな窓の作り方
窓のフレームは軽くてしっかりしたものがよく、写真の作品ではプラスチックのダンボールや100円ショップなどで手に入る木製フレームを使っています。
扉の飾りは、切り紙遊びの残りなど、ちょっとした余りの素材で十分。
子どもたちに参加してもらい、友達や自分の窓を飾ると、思い出の制作にぴったりです。
プラスチックダンボールを輪に切ったものをフレームにしている。
左右の扉の内側に絵があると、開く楽しさが倍増!
文/清水洋美 撮影/茶山 浩
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