のり絵の具をペタペタ! カラフル・ウインドウ【日差しを楽しむ 夏のウインドウ・アート #2】

夏の空をキャンバスに、太陽の日差しを材料にして、窓を飾ってみませんか?
光を通した色、時間ごとに動く影が、子どもたちの心をとらえることでしょう。
第2回は「カラフル・ウインドウ」。
アクリル板に「くっつく絵の具」で、ペタペタお絵描きして、窓ガラスに飾りましょう。
透明なアクリル下敷きなどに描いて、貼るのがかんたんです。絵の具は乾くと爪ではがすことができます。
(この記事は、『新 幼児と保育』2018年8/9月号 に掲載されたものです)
プラン・制作:天野耕太・季子
目次
材料
・アクリル下敷きなど、透明で平らな板
・木工用の接着剤
・食用色素(緑、赤、黄色)
・絵の具(青色)
・マスキングテープ
使うもの
・トイレットペーパーの芯
・棒(爪楊枝や竹串など)
のり絵の具(くっつく絵の具)の作り方
木工用の接着剤を水で少し薄めて、食用色素を混ぜて作ります。
緑、赤、黄色の食用色素は手に入りやすいので、それを基本色にして、混ぜて色を作ります。
下の写真の作品では、青色のみ絵の具で色をつけました。
1、木工用の接着剤を器にたっぷり出し、水を少量加える。

2、食用色素は、ほんの少しでよい。

3、 よく混ぜてなじませる。

4、写真のように混ざればOK。
このくらいの粘性だと、描きやすい。

カラフル・ウインドウの作り方
棒で描いたり、スタンプしたり、いろいろな描き方があります。子どもたちの好きなやり方で思い思いに描いてもらいましょう。
- 楊枝や竹串で、ポタリとたらして描く。

- トイレットペーパーの芯などで、スタンプするのも楽しい。

- 指でのばして、フィンガーペイント。

- 窓にかざすとこんな感じ。のり絵の具が乾いてから窓に飾る。夏だと半日で乾く。

- 窓に貼りつける。マスキングテープで線を加えると、絵にめりはりがつく。

ポイント
食用色素を使うと色に透明感が出ます。
絵の具だと不透明になり、光を通しにくくなります。
教えてくれた人
天野 耕太さん・季子さん
耕太さんはスペインで曲芸を学び、日本全国をパフォーマーとして巡業する。
季子さんは美大で彫刻を学んだのち、現在は新潟県内の美術館で学芸員として勤務。
ふたりの著書『子どもと飾る 保育室アート 春夏秋冬』(小学館)好評発売中!
文/清水洋美 撮影/茶山 浩
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