保育室ですぐに遊べる! ひんやり夏おもちゃ

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猛暑の日などは、肌にひんやり気持ちがいい簡単おもちゃで遊びましょう。すぐに作ってすぐに遊べるアイデアを集めました。

プラン・制作

いしかわ☆まりこ

造形作家。書籍や雑誌、テレビ番組で工作や立体イラスト、手芸作品の制作・監修を行うほか、親子向け、指導者向けのワークショップなども開催。近著に『はじめての手づくり どれもかんたん おしゃれなこものとアクセサリー』(小学館)がある。

凍らせひえひえ人形

濡らして凍らせるだけのハンドタオル人形です。目や耳などのパーツ(フェルト)は縫いつけると、くり返し何度でも遊べます。

タオルなのに固まっている不思議な人形。真ん中に手を入れて、パペットのようにして遊ぶ。
用意するもの
ハンドタオル、フェルト(目や口、耳などのパーツ用)、輪ゴム、アルミホイル、トレーなど

ひえひえおばけの作り方

  1. フェルトの目と口(舌)を縫いつけたハンドタオルを水で濡らして軽く絞り、土台(適当な大きさに丸めたアルミホイル)にかぶせる。
  2. 手でおばけの形に整え、冷凍庫で凍らせる。
  3. スソをさわってみて硬くなっていたら完成。土台をとりのぞいて、すぐに遊ぶ。
繊維を固まらせていた氷が溶けると、濡れたタオルの状態に。少しずつ溶けていく過程も楽しい。

ひえひえアニマルの 作り方

  1. ハンドタオルを約3㎝幅に細長くたたみ、それを半分に折って1 か所を輪ゴムでとめる。下のできあがりのように、フェルトの目やくちばしなどを縫いつける。

  2. 1の人形を水で濡らして軽く絞り、トレーに寝かせて冷凍庫で凍らせる。さわってみて硬くなっていたら完成。
輪ゴムを外しても、しっかり固まっている。
ひと晩冷凍庫に入れておけば、20 分程度はひんやりが続く。

スポンジキャンディー

たっぷり水を含ませたスポンジキャンディーは、押すとじゅわっと水が出ていい気持ち! 少しの水で十分なので、思い立ったらすぐに遊べます。

用意するもの
ミニタオル、スポンジ(ボディ用など厚みのある大きめのもの)、輪ゴム、洗面器など

スポンジキャンディーの作り方

  • スポンジをミニタオルで巻いて両側を輪ゴムでとめる。
スポンジにたっぷり水を含ませておく。押すとじゅわっと水が出て、手を離すと水がスポンジに消えていく。握ったり、素足で踏んだりしても楽しい。
水が出るときに鳴る音も楽しい。
指で押したあと、両手を使ってギュー、ギュー! 押し応えもちょうどいい。

たらいでミニ金魚すくい

たらいなどの容器を使って遊ぶ、ミニ金魚すくい。すくいやすい「すくい網」でかわいい金魚をすくいましょう。

面が広いので、一度たくさんすくうことができる。
用意するもの
スポンジ(厚みのないもの。見本はキッ チン用ネットスポンジのネットを外し て使用)、輪ゴム、スチレンカップやス チレントレー(ひとつ作るのに同じも のを2個用意)、排水ネット

金魚の作り方

  • スポンジを小さく切り、輪ゴムをとめてくびれを作る。油性ペンで目を描き入れてもいい。

すくい網の作り方

  • スチレンカップ2 個の底を丸く切り取る。1 個のスチレンカップの穴に排水ネットを乗せて両面テープで貼り、もう1 個のスチレンカップをかぶせる。カップの口をビニールテープでとめる。スチレントレーも作り方は同じ。

水きんちゃく

ポリ袋2枚を使った水きんちゃくは、もみもみさわったり、水の重さを感じたり。内側の袋にはビニールテープで飾りをつけたり、油性ペンで絵を描いてもいいでしょう。

パンパンに空気を入れないほうが、さわり心地がよく、破れにくい。内側のポリ袋には、金魚の形に切ったビニールテープを貼った。
用意するもの
ポリ袋(厚さが0.03㎜以上のもの。見本は横20×縦30㎝サイズのものを使用)、輪ゴム

基本の水きんちゃくの作り方

  1. ポリ袋の下角2か所を写真のように玉結びし、裏返して水を1カップほど入れる。
  2. 少し空気を残して口を細く折りたたむ。そのまま端を持ち、遠心力で2~3回転させるとよい。
  3. ほどけないように、口をしっかりと結ぶ。うまくできない場合は、下の写真のように玉結びにしてもよい。

  4. 別のポリ袋を1と同じように2か所を結んで裏返し、3を入れる。
  5. 少しふくらませてから、輪ゴムでしっかりととめる。

「金魚」がわかるようになったら、金魚屋さん風の水きんちゃくも

スポンジの金魚を入れた水きんちゃく。さわり具合も気持ちいい。
水風船の金魚はたまご大に作って目や口をつけて。
ビニールプールに水きんちゃくを入れて金魚屋さんごっこ。保育室も涼やかに。

ボトル水族館

ペットボトルを使ったウオータードーム。振ったり、上下を返したり、転がしたりして、中の動きを楽しみます。暑さの厳しい日には、冷蔵庫で少し冷やしておくと、ひんやり感がUP!

用意するもの
ペットボトル、水、洗濯のり、スパンコールほか(中に入れるものは、それぞれに記載)、ビニールテープ

基本のボトル水族館の作り方

  1. ペットボトルに、スパンコールなどを入れる。
  2. 水と洗濯のりを1 :2の割合(※)で混ぜ合わせ、1のペットボトルに満タンに注ぎ入れる。
  3. キャップにも2の液体を少量入れ、急いでかぶせてきつく閉める。さらにビニールテープを巻く。

※洗濯のりが多すぎると液体が動きにくくなる。動きが悪いようなら、水で薄めて調整を。

おさかな水族館

薄い色水(水+絵の具少々)を入れた魚のしょうゆ入れと、星のスパンコールを入れた水族館。魚が下から上に泳いでいく様子がおもしろい。

まりも水族館

デコレーションボール(手芸用素材)とスパンコールを入れたもの。どの色が先に上がっていくかな? 

お花畑水族館

食品用ピックのお花に、いろいろな形のスパンコールがキラキラと降り注ぐ。小さなボトルは子どもにも振りやすい。
固めのスポンジをペットボトルの口よりも大きめの丸形に切る。はさみで切り込みを入れてピックを立て、接着剤でとめる(A)。基本の作り方の2のあと、A にも水と洗濯のりを混ぜた液体を十分含ませてペットボトルの口に押し込む。作り方の3に進んで完成。

文/木村里恵子
撮影/藤田修平
イラスト/もぐらぽけっと
撮影協力/小学館アカデミー昌平保育園

『新 幼児と保育』増刊『0・1・2歳児の保育』2019夏より

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