ハロウィーンを思いっきり遊ぶ!活動レポート【PART2】

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作って楽しい アイデアいっぱい ハロウィーン!
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仮装パーティー、おばけのパレードetc.…。いつもとは違うファンタジーの世界に胸がわくわくするハロウィーンの日。各園の活動の様子をレポートします。

発寒にこりんこども園(北海道・札幌市)

準備から本番まで思う存分!

発寒にこりんこども園には、同年齢のクラス編成とは別に、3・4・5歳児で編成された「兄弟チーム」があり、ふだんから、異年齢交流が盛んに行われています。ハロウィーンの活動も、全園児、兄弟チーム、クラスごとの取り組みなど盛りだくさん。ここ数年のハロウィーンは3日間にわたって行われることが多く、子どもたちはその世界をたっぷりと遊び尽くします。

1 歳児は、園内のいろいろな場所からジャック・オー・ランタンを探すゲームをした。
衣装の製作やハロウィーンの飾りつけなど、当日までの活動は、おもにクラスごとに行う。
ハロウィーンの衣装は「おばけ」がテーマ。何のおばけにするかをみんなで話し合い、クラスカラーのポリ袋で作る。

1日目は全園児でハロウィーンの集会

0歳から5歳児まで全園児が自分で飾りつけた衣装を着てホールに集まり、衣装の紹介や歌、保育者によるアトラクション(ペープサートや劇など)を楽しみます。園内装飾に隠されたクイズの答えをクラスごとに考えて(「魔女は何人いたでしょう?」「おばけの国の入り口はどこにあったでしょう?」など)、集会でその解答(クラスごとに発表)と、答え合わせを行います。

2日目は異年齢チームでおばけの世界へGO!

クラスで仮装をしたあと、3・4・5 歳児は異年齢編成「兄弟チーム」(各年齢10 人前後)に移動し、チームごとに「おばけの世界」(ホール)へ。途中で問題に答えたり、「トリック・オア・トリート」といって、保育者扮するおばけたちから袋菓子やジュースをもらいます。もらったお菓子は大皿に盛りつけて、昼食後の「おやつバイキング」に。0・1・2 歳児も時間差で「おばけの世界」を楽しみます。

3日目はクラスで作ったりゲームをしたり

ハロウィーンの盛り上がりがまだまだ続く3日目はクラスごとに活動。箱と同じ色のキャンディーを集めるゲーム(2歳児クラス)をしたり、大きなかぼちゃ作りから「かぼちゃ運びゲーム」に展開する年少児の様子も見られました。氷のおばけをイメージしてスライム作りを楽しむクラスも。

えがおのはなさくみんなのほいくえん(宮城・加美町)

パレードで地域と交流。家族参加のお楽しみも!

0・1・2歳児を保育するみんなのほいくえんの「ハロウィーンパーティー」では、みんなが「変身」を楽しみます。子どもはもちろん、大人も一緒にハロウィーンの雰囲気を味わいたいと、5年前の開園以来、ずっと続けてきた活動で、保育者もその日は全力で変身! 保護者にも「ワンポイントでいいので、ぜひ変身を楽しんで」と伝えていて、揃って変身姿で登園する親子の姿も見られます。

子どもたちと保育者はこの日、変身した姿で地域をパレード。日ごろお世話になっている方々を訪問してお菓子をプレゼントしていて、今では地域の人も、子どもたちとのかかわりを楽しみにしてくれています。

さらに2年前からは、家族参加の「アップルハロウィーンパーティー」を開催。大人も子どもも思い思いに仮装をして、りんご狩りを楽しんでいます。アップルハロウィーンパーティーは、「休日に思いっきり楽しみたい」という保護者の声をきっかけに、保護者の有志が中心となって実現。園で植えているりんごの収穫時期に合わせ、10 月末の日曜日に行っています。

1~2歳児は歩いて、0歳児はデコレーションしたベビーカーやカートに乗って、地域をパレード。近所のお宅のほか、子育て支援センターや役所など各所を訪問。何軒かには事前にお願いしてお菓子を預けておき、子どもたちにプレゼントをしてもらうことも。

北嶺町第二保育園(東京・大田区)

自分でデザインした衣装でランウエーを歩く

縦割り(異年齢交流)を盛んに行っている北嶺町第二保育園では、昨年度、4歳、5歳がハロウィーンに着る衣装のデザインに挑戦しました。自分が着たいと思う衣装を絵に描き、それをもとに、布の代わりにカラーポリ袋を裁断して貼り合わせ、立体的に仕上げていくというもの。イメージに近づくようにサポートする保育者も初めての取り組みで、子どもと一緒に試行錯誤しながら製作しました。

ハロウィーン当日は、衣装を着てランウエーをウオーキング。この体験はその後も子どもたちの遊びの中で長く展開され、衣装に見立てた風呂敷を身にまとってウオーキングする姿や、モデルと観客に分かれてショーを再現している姿が見られました。

プリンセスのようなデザインから、カメや忍者をイメージしたものなど、個性豊かな衣装でにぎわったハロウィーンのショー。ランウエーを歩く子どもたちも、それを見る子どもたちの目も輝いていた。

構成/木村里恵子 
編集協力/子どもの文化研究所(鈴木孝子、菊地広子)
写真提供/発寒にこりんこども園、えがおのはなさく みんなのほいくえん、北嶺町第二保育園

『新 幼児と保育』2019年10/11月号より

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