動物かけっこ＆リレー【写真で紹介！運動遊び12か月かけっこ＆リレー遊び #2】

2022.11.29

森田陽子先生
日本女子体育大学体育学部子ども運動学科教授。日本幼児体育学会理事。NHK Eテレ『いないいないばあっ！』の体操「ピカピカブ～！」の監修を務める。

動物かけっこ

保育者の合図で動物になりきって、走ったり跳んだりしましょう。動物の動きは子どもが自分で考えます。あえて具体的な指示をせず子どもたちの思うままに、自分の体を使って表現します。動物になりきった姿からは、それぞれの創意工夫も垣間見えるでしょう。

ウサギのかけっこ

ワニのかけっこ

クマのかけっこ

ライオンのかけっこ

動物のまねっこをしながらリレーをします。全員ウサギになる「ウサギリレー」、ワニになる「ワニリレー」など、動物の種類を変えて何度も取り組みましょう。このような日ごろの遊びやさまざまな動きから体幹が鍛えられると理想的です。

１、チームに分かれ、チーム内でさらに二手に分かれる。

２、第１走者は反対側に立つ第2走者に向かって走り、タッチして交代。体育ずわりの列の最後に加わる。

ウサギリレー

手で耳を作り、両足ジャンプで進みます。両足ジャンプは、上ではなく前にジャンプするよう意識すると遠くまで跳べます。

ワニリレー

腹ばいになって進み、そのまま低い位置でタッチして交代します。

腹ばいで進むワニの動きは腹筋や背筋を使います。体幹が弱いと、腕だけで進もうとしてしまいます。

※かけっこやリレーをするときは、年齢に合わせて距離を短くするなどの工夫をしましょう。

※活動前後の手洗いなど地域のガイドラインに沿った感染症対策を行ったうえで実施してください。

【協力】
二階堂幼稚園（千葉・我孫子市）
日本女子体育大学を擁する学校法人二階堂学園が昭和51年に設立。教育目標は「元気な身体作りと豊かな心を育てる保育」。3歳児～5歳児、定員各90名。

『発達に合わせた指導例を写真で紹介 0歳児から5歳児運動遊び12か月』について
森田陽子先生による運動遊びの活動を、多彩なビジュアルを使って再現しています。
各回約30分、運動遊びの時間の組み立てを、導入の仕方から安全への配慮を含めて解説しています。
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文／中根里香　構成／堤理沙子、古屋雅敏、西沢悠希　イラスト／林けいか　撮影／丸橋ユキ