散歩やピクニックのときに楽しみたいお話【すきまの時間の小さなお話】

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こがようこの すきまの時間の小さなお話
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絵本作家・紙芝居脚本家・語り手たちの会理事

こがようこ

手遊びでもない素話でもない小さな小さなお話テキスト。今回は、散歩やピクニックのときに楽しみたいお話を集めました。


絵本作家・「語り手たちの会」理事
こが ようこ さん

25年以上にわたってさまざまな場所で「語り」を届ける活動を続ける。そのかたわら幼年童話・絵本の執筆、お話の小道具などの創作を手がける。主な著書に『保育に活かすおはなしテクニック』(小学館)、『わらべうたでひろがる赤ちゃん絵本』シリーズ(童心社)、『語りかけ絵本』シリーズ(大日本図書)など。


1「おさんぽ いこー!」

散歩に出かける前に、子どもたちの気分を盛り上げるお話です。マーチのようなテンポで語ってみましょう。

おさんぽ! おさんぽ! 
おさんぽ いこー♪

(行進のように腕を振る →「いこー!」で上の写真のようにこぶしを振り上げる)

ぼうし オッケー!
(帽子をさわり、OKポーズ)

くつした オッケー!
(靴下をさわり、OKポーズ)

くつ オッケー!
(靴をさわり、OKポーズ)

にこにこ…… オッケー!
(顔をのぞいて、OK ポーズ)

おさんぽ! おさんぽ!
おさんぽ いこー♪

  • 忘れ物がないか、確認することにもつながります。
  • ほかにも、必要な持ち物があれば加えましょう(水筒、ジャンパーなど)。

2「おててのなかから」

子どもの想像力をかきたてるお話。こんなふうに短いフレーズをくり返すだけでも、「お話」になりますよ。

だーれか いるよ
(両手をそっと合わせのぞきこむ)

ぴよっ
(ふたを開けるようにそっと手を開いて、また閉じる)

あっ、だれか いたね
(子どもに語りかける)

だーれか いるよ
ぴよっ

あっ、だれか いたね

ぴよぴよぴよっ
(そっと手を開く)

ひよこさん! 
かわいい かわいい

(なでるふり)

みんなの ところにも
ひよこさん くるかな


※子どももまねして、一緒にやってみる。

3「こちょこちょむし」

上のお話「おててのなかから」のアレンジバージョンです。時間があれば、続けて語ってもいいですね。

だーれか いるよ
(両手をそっと合わせのぞきこむ)

こちょっ
(ふたを開けるようにそっと手を開いて、また閉じる)

なんだ なんだ?
(子どもに語りかける)

だーれか いるよ 
こちょっ
なんだ なんだ?
    

こちょこちょむしだ!
(そっと手を開く)

こちょこちょこちょ
(子どもをくすぐる)

こちょこちょこちょ

展開アイデア
虫や動物など、いろいろな生き物にかえて楽しみましょう。

4「きょうのおやつはなーにかな?」

おやつを待つ間などに語りたいお話です。子どもたちになじみあるおやつや、その日のおやつにかえて楽しみましょう。

きょうの おやつは
なーにかな?

(歌うように唱える)

ゼリーだよ
(カップとスプーンを持つふりで)

スプーンに のせて
プルルルリン
チュルルルリン


スプーンに のせて 
プルルルリン
チュルルルリン


たべちゃおう パクッ! 
おいしい!

(食べるふり)

  • ゼリーのプルプルした感じを思い出しながら、「プルルルリン」「チュルルルリン」の擬態語を楽しみましょう。

5「どっこいクマちゃん」

「どっこい」の掛け声に合わせてしこを踏むだけでも楽しいですが、おいかけっこに発展させて、さらに楽しみます。

どっこい どっこい 
クマちゃん どっこい

(おすもうさんのようにしこを踏みながら)

どっこい どっこい 
クマちゃん どっこい


まてまてまてまて…… 
(追いかける)

まてまてまてまて…… 

こちょこちょこちょ

(くすぐる)

展開アイデア
クマ以外の動物のおすもうさんになったつもりで「どっこい どっこい」としこを踏んでみましょう。

6「あめ ぽつぽつ」

雨の音に耳を澄ませるイメージで、声をひそめてそっと語ります。そのほうが子どもたちの集中も増します。

ほらほら きこえる?
(耳を澄ます)

ぽつん
(床・テーブル・手のひらなどをそっと指先でたたきながら)

ぽつん

あめかな?
(子どもたちに語りかける)

ぽつん ぽつん
(床などを指先でたたきながら)

ぽつぽつ  ぽつぽつ

ぽつぽつぽつぽつ
ぽつぽつぽつぽつ


ザーーーーーッ
ザーーーーーッ

(床などを指先でこすりながら)

ゴロゴロゴロ 
ピカピカピカ
(手を上げてひらひらさせて)

ゴロゴロゴロ 
ピカピカピカ


かみなりさんだ! 
おへそ かくして!


あれあれ あれ?
(耳を澄ます)

ぽつ ぽつ ぽつ……
ぽつん


あめ あがったね
おそらに にじ!

(手のひらで空に虹を描くイメージ

  • 子どもの膝や足をそっとさわりながら語るのもよいでしょう。
  • 雨降りで外に遊びに行けないときにも楽しめます。

※紹介したお話のテキストをお話会、イベントなどで使用する場合は、 タイトルと著者名こがようこを明記すること。

構成/佐藤暢子
撮影/茶山 浩
撮影協力/塔ヶ﨑凛奈、塔ヶ﨑美波 

『新 幼児と保育』増刊『0・1・2歳児の保育』2020夏より

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