本当は深~い「主体性」の話【コミック・金言から学ぶ保育思想】

保育指針や教育要領に何度も出てくる「主体的」という言葉。私たちも何気なく使っているけれど、実は、なかなか奥深いものらしい。専門家の森先生にその成り立ちから、あるべき「主体性」の姿についてうかがってみました。

本当は深~い「主体性」の話

(*1)出生直後に母が他界し、読書による勉強法を教えてくれた父も10 歳のとき失踪。以降、行く先々で、折檻や虐待を受けた。

(*2)日本の保育の父といわれる倉橋惣三も「誘導保育」という言葉を使った。ルソーのいう、陰の誘導者による「消極的教育」は、倉橋にも影響を与えているとされる。
(*3)アルチュセール:フーコーが指導・影響を受けたフランスの哲学者。

参考:『変貌する民主主義』(森雅稔著・ちくま新書)、『エミール』(ルソー著・今野一雄訳、岩波文庫)、『啓蒙とは何か』(カント著・篠田英雄訳 、 岩 波文庫)、『ミシェル・フーコー──近代を裏から読む』 ( 重田園江著・ちくま新書) 他

作/おおえだ けいこ

『新 幼児と保育』2019年4/5月号より

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