3歳児クラスのおたより実例<9月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
クラスだよりで伝えたい思い~「どの子も素敵だよ!」という思い
クラスのみんなで積み木を積んで巨大なゾウを作ったときのエピソードを書いています。ゾウを作ってから壊すまでの3日間に、どんどん仲間が増えていき、それぞれが作りたいゾウのイメージを出し合い、すり合わせてひとつのものを作り上げる中で、各個人が大切な役割を果たしていたことを伝えています。
「きっかけは…Aちゃんが『大きいゾウさんを作りたい』と提案してくれたことでした。『足はどうする?』『鼻は積み木で出来るかな?』と大人と会話を弾ませ、一緒に積み始めました。手分けして足を積んでいると、別の子たちが『面白そう』『一緒にやっていい?』とどんどん集まってきてみんなで積み上げました。
完成後、『おはよう、ごはんだよ』と構成遊びの玩具で作ったリンゴやミカンをあげたり、『一人でかわいそう』と動物の積み木を並べ仲間を増やしてあげたり、『パオリちゃん』と名前もつけ、みんなで可愛がりました」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
クラスだよりで伝えたい思い~保護者への理解や共感
夏休みの間に生活リズム、睡眠リズムが崩れてしまって困っているという保護者の方たちの声に対して、理解や共感を示しつつ、日常のリズムを取り戻すための具体策を提案しています。
「保護者の方からは、『夜なかなか寝なくて…』『お昼寝をしたがらなくて困っています』などの声が聞こえてきました。
特別な日は生活リズムが乱れてしまいがちですね。
特別な日はやむを得ないと思いますが大事なのは、日常に生活リズムが乱れていないことです」
「18時30分に降園し、20時、21時に寝かせることは、もしかしたら難しいかもしれません。けれども焦る必要はありません。まずは本人が、できることからやってみることが何より大切です。例えば、『いつもより5分早く寝れた』『3日連続で早起きができた』など、小さな成功を積み重ねていくことが子どもの成長に大きく影響してくると思います」
「夜、なかなか寝ないお子さんも『1冊絵本読んだら寝よう』という流れを作ることでスムーズに就寝に向かえるようになるかもしれません。大好きな大人が読んでくれて嬉しい、絵本楽しかった、もう寝よう!…なんてうまくいく保障はありませんが…上手くいったら子どもも大人もみんな幸せですね」
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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