1歳児クラスのおたより実例<5月>【豊玉保育園のクラスだより】
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目次
クラスだよりで伝えたい思い~保護者に寄り添う気持ち
大見出しの言葉「なぜそんなことをするの?」は、保護者の率直な心の声と思います。1歳児の家庭で、保護者がきっと手を焼いているであろう行動を取り上げて解説しているので、子育てにも役立ててもらえそうです。
「『なぜそんなことをするの?』から始まる環境づくり!」
「物を投げたり、引っ張りだしたり、テーブルに登ったり…と大人が『困った!』と思う行動も子どもたちの身体や心の発達には重要な行動です」
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
クラスだよりで伝えたい思い~保育で大切にしている考えや援助の意図
1歳児の心身の発達を踏まえて、保育園ではどのような環境を用意しているのかを解説しています。大人から見ると困った行動でも子どもの発達にとって意味があること、そうはいってもやってほしくないことを園では子どもにどんな言葉で伝えているのかなどを、丁寧に記述しています。
「『物を投げる』『引っ張る』という行動は、肘や肩を上手に動かせるようになった頃から始まります。子どもたちが沢山楽しめるように周りの環境を安全に整え、肘や肩を使う様々な遊びを用意しています。出来るようになったことが嬉しく、何度も繰り返して遊んでいます」
「遊びを楽しむ中で、投げて良い物・投げない物の区別は『これはこうやって遊ぼう』と大人が遊び方を示すことで伝えるようにしています」
思いを伝えるテクニック~保護者全員の顔を思い浮かべて
今回のおたよりは「大人を悩ませる子どもの行動は、成長の表れでもある」を伝える内容でした。けれど発達は個人差が大きいので、「うちの子には当てはまらない」と感じてしまう保護者もいるかもしれません。保育者は個人の成長に合わせて支援をしていることも伝えています。
「発達差の大きい1歳児。一人ひとりの発達に合わせて、好奇心を満たしながら、様々な動きが経験できるように幅広い環境を用意していきます」
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】
「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】
エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】
月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】
協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。
文/佐藤暢子
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