2歳児クラスのおたより実例<7月>【豊玉保育園のクラスだより】

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2022年7月、2歳児ぺんぎん組のクラスだより。
2022年7月、2歳児ぺんぎん組のクラスだより。

クラスだよりで伝えたい思い~保育で大切にしている考えや援助の意図

約1か月前から始めたお散歩について、始めた経緯や2歳児の心身の発達における意味を伝えています。

「年度初めから『散歩に行きたい』というリクエストは子どもたちから出ていましたが、情緒の安定を第一に考え過ごしてきたため、散歩再開の時期を見極めていました」

「散歩では『自然に触れて五感を養う』ことも大切にしていますが、『自分の力で目的地まで歩くこと』や『友だちと手をつないで歩くこと』を今は第一としています。子どもは歩くことによってバランス感覚を身につけ、体がしっかりとしてきます」

「園庭では、砂場や虫探しが好きなため、じっとしていることが多い日もあります。自然に触れることや想像力を働かせることも大事ですが、自分の足を使ってたくさん歩くこと、体を動かすことが食欲増進や質の良い睡眠に繋がると考えています」

「また、手をつないで歩くということは相手と歩幅やペースを合わせることです。難しいことではありますが、繰り返すことによりだんだんと合わせることが出来るようになっていきます。この力は社会性を育む上で大切な力でもあります」

「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】

保育室にお医者さんごっこのコーナーをしつらえました。「6/13OPEN!! ぺんぎん病院 小児科・内科・外科・歯科・皮膚科」という印象的な見出しに続けて、子どもたちが遊ぶ様子を伝え、ごっこ遊びと2歳児の発達の関係を解説しています。

「考える力や伝える力など、認識能力や言語能力が目覚ましく成長するのが2歳児です。1歳児時代では、大人の行動や見たものをそのまま真似するだけだったのが、2歳児になると『ふり』や『つもり』『見たて』が頻繁に見られるようになります。本物でなくても、今ここになくても、イメージを広げて楽しむことができるようになります。その力を遊びの中で発揮し、友だちと共有することが出来るようにこのコーナーを用意しました」

「自分が経験したこと、目にしたことを自分なりに再現し、表現し、それを共有しています。お医者さんごっこを始め、今後様々なごっこ遊びが展開出来るように環境を考えていくつもりです」


豊玉保育園のおたより作成の考え方をまとめた過去の記事もご覧ください。
「おたよりで伝えたいのは『寄り添う』気持ち」【豊玉保育園のクラスだより#1】

「寄り添う気持ち」が伝わりやすくなる5つのテクニック【豊玉保育園のクラスだより#2】

エピソードに臨場感が増す4つの小ワザ【豊玉保育園のクラスだより#3】

月末に慌てない4つの先回り&時短アイデア【豊玉保育園のクラスだより#4】

協力/練馬区立豊玉保育園(東京・練馬区)
1961年開園、2021年より社会福祉法人高洲福祉会が運営委託。家庭から離れて生活する保育園の場で、子どもたちが不安なく過ごし、主体的に活動できるように真心のこもった丁寧な保育を行うことを大切にしている。0~5歳児、定員130名。

文/佐藤暢子

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・5歳児クラスのおたより実例<10月>【豊玉保育園のクラスだより】
・4歳児クラスのおたより実例<10月>【豊玉保育園のクラスだより】
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